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小学校英語教育について

小学校英語教育について文科省より抜粋しました。

以下の通りのようです。

文科省抜粋URLです。
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/102/houkoku/attach/1352464.htm
小学校における取組
○ 小学校では、コミュニケーション能力の素地を養うという観点で、外国語活動を通じた成果が出ている。

【文部科学省「小学校外国語活動実施状況調査(H24)」】
・小学生の7割が「英語が好き」「英語の授業が好き」と回答。
・中学生の8割が「小学校の英語の授業(簡単な英会話)が役に立った」と回答。
・多くの中学校教員が「小学校の外国語活動導入前と比べて、生徒による英語の「聞く力」「話す力」が向上した」と回答。

小学校における評価の取扱い
○ 小学校において、中学年では、外国語学習の初期段階であり、積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成に重点を置いて、発達段階を踏まえた具体的な学習評価の在り方を検討する必要がある。
高学年では、教科として位置付けるに当たり、英語の特性と高学年の発達段階を踏まえながら、文章記述による評価や数値等による評価など、適切な評価方法については先進的取組を検証し、引き続き検討する。

○ また、小学校高学年での評価に当たっては、外国語学習の初期段階であることを踏まえ、語彙や文法等の知識の量ではなく、パフォーマンス評価等を通して、

言語や文化に関する気付き、
コミュニケーションへの関心・意欲、
積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度、
「聞くこと」「話すこと」などの技能、

○ 小学校では、これまでの実践を踏まえながら、中学年から「外国語活動」を開始し、音声に慣れ親しませながら、コミュニケーション能力の素地を養う。高学年では身近なことについて基本的な表現によって「聞く」「話す」に加え、積極的に「読む」「書く」の態度の育成を含めたコミュニケーション能力の基礎を養う。そのため、学習の系統性を持たせる観点から、教科として外国語教育を行うことが適当である。

小学校中学年への外国語活動の導入は、英語学習に対する動機付けや、聞き取り、発音の向上に効果があると考えられる。また音声を中心に体験的に理解を深めることは、高学年よりも、小学校中学年の児童の発達段階により適していると考えられる。
小学校高学年では、現在、中学校で学ばれている内容を単に前倒しするのではなく、小学校の発達段階に応じて、積極的に英語を読もうとしたり書こうとしたりする態度の育成を含めた初歩的な英語の運用能力を養う指導が考えられる。
○ 平成25年12月に文部科学省で取りまとめた「グローバル化に対応した英語教育改革実施計画」では、小学校中学年に活動型を導入し、コミュニケーション能力の素地を養うため、週1~2コマ程度とすることが示されている。
また、高学年では教科型とし、コミュニケーション能力の基礎を養うことを目標に、初歩的な英語の運用能力を身に付けるために必要な一定時間(年間70単位時間、週2コマ相当)を確保し、モジュール学習(※)も活用しながら、週3コマ程度を確保することが示されている。
(※モジュール学習とは、10分、15分などの時間を単位として取り組む学習形態。)

○ 一方、授業時数については、小学校の標準授業時数や、モジュール学習等の状況を踏まえたより詳細な検討が必要との指摘もあった(「詳細」を参照) 。
こうした意見も踏まえ、小学校における外国語教育に係る授業時数や位置付けなどについては、次期の学習指導要領改訂に向けての審議において、教育課程全体の中で更に専門的に検討することが必要である。

○ 小学校では、英語に限らず、世界に数多くの言語があることを理解させることも重要である。